紙とペンに想いを乗せ、手紙を書くということ【わたしのお手紙事情】

 

 

 

 

 

私は寺西拓人くんのファンである。

そして、寺西くんのファンになったのと同時に、「手紙」というものの奥深さと難しさを痛感した。

思い起こせば小学校高学年ころから高校卒業に至るまで、形に拘らなければ私は毎日「手紙」を書いていた。それはもう数えきれぬほど。業間にもらった手紙を授業中に内職し、次の業間に渡しに行く。手紙を渡しがてらチャイムが鳴るギリギリまで話すのに。なんならその時に内容の全て伝えられるのではないかというくらい、薄い内容であっても、私は手紙を書き続けた。友達とコミュニケーションを取る"手段"というよりは、"話すきっかけ"にしていたのかもしれない。

この間中学生の頃自分が友達に渡しそびれた手紙が出てきて開いてみたが、とても見れた字では無かった。こんな字でよく悩まなかったなと思うほど、お世辞にも綺麗とは言えない字だった。でもその頃から、私は字を書くことが好きだったように思う。

 

でも、"字を書く"ことと"手紙を書く"ことが、こんなにも意味を違えているなんて、恥ずかしいことに寺西くんのファンになるまで意識した事がなかったし、こんなに難しいことだったなんて…!と自分のこれまでの考えの甘さに狼狽えたこともあった。

しかし幸いなことに、私は字を書くことが好きなのに加えて、あれこれ思いあぐねることも、日本語の響きの美しさも嫌いでは無かった。

こんな私が、寺西くんのファンになったことをきっかけに、「手紙」にどうやって想いを乗せてきたか、記録として書き記しておきたい。

 

ことばのプレゼントをあなたに 【わたしのお手紙事情】 - 藍色の夢を見た日

(以下の"おしながき"はコチラのブログを引用させて頂いております。ゆこ様、ありがとうございます!)

文字を書くこと、わたしのお手紙事情、エトセトラ - 丁寧な大騒ぎ

(そして愛するフォロワーそぱちゃんのこのブログを読んで私も書くことを決めました、幸せが詰まっています)

 

☽⋆゚︎︎◌*⋆゜ おしながき ☽⋆゚︎︎◌*⋆゜

○みためのこと
・レターセット?ポストカード?
・シールやマスキングテープの話
・宛名や切手はどうしてる?

○なかみのこと
・下書きはする?一発書き?
・書き出しはどうやって書こう…
・ずばり内容はなにをかいているのか
・便箋の枚数は?

○その他こころがけていること

 

 

1.みためのこと

(1) レターセット?ポストカード?

これは常にレターセットです。何故ならポストカードだと書ききれないから。(重い)

レターセット、前までは便箋8枚封筒4枚で500円くらいするまあまあ質の良いレターセットを買い続けていたんだけれど、都合よく便箋2枚で収まった事はなくていつも封筒が余るし、めっちゃ書き損じてしまって自分的にコスパが悪かったんですよ。そして最大の悩みが「万年筆で書いたときにインクが超滲む紙質だったこと。」

 

このブログを書くきっかけをくれたそぱちゃん( @soba_ja_nai )に感化され、私は去年の夏、生まれて初めて万年筆に手を出しました。万年筆って字が綺麗な人しか使ってはいけないものだと思っていたんですけど(超個人的観測そして偏見)使ってみて思いました。

綺麗な字の人が万年筆を使うのではなく、万年筆を使うと字が綺麗に書けるのかもしれない、と。

万年筆って自然と"綺麗に書こう"ってなんとなく背筋が伸びるし、心なしか筆運びも丁寧になる。すごい。万年筆すごいぞ。

 

…話は逸れましたが、そんな幾つかの理由で、私は自分の探し求める理想の便箋と封筒を探す旅に出たのです。

 

その結果がコチラ!

\ジャーーーーーーーーーン/

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この便箋のすごいところは

①インクが滲みにくい

②100枚綴りなので書き損じても気兼ねなく書き直せる

③ウラ面がモネの絵画になっていて可愛い

④安価である

もう「これだッッッッッ!!!」って即決でした。決まりだよこんなの。ただひとつだけ難点があるとすれば、文章を書くオモテ面がシンプルすぎるということ。

別に寺西くんはそんなことなど気にも留めていないかもしれないけれど、その手紙は最早私そのものなのです。少しでも可愛く綺麗に見えたいとお化粧するのと同じように、顔や姿が見えない分、手紙もなるべく綺麗に作りたい。その手紙は私の想いが乗った"寺西くんが受け取る私の全て"なので。

そこで。

 

(2)シールやマスキングテープの話

なんとなくウラ面のモネの絵画の雰囲気に合うようにゴールド系の装飾を施していきます。

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これらを使って、

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こんな感じに。

字の邪魔にならない程度に装飾してみました。文房具屋さんで買ったスタンプとスタンプインクがあまりにも適役だったのでスタメン入りしました。シールは天下のセリア様。セリアのシールバリエーション豊富すぎて行くたびにシール見ちゃう。

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封筒は絵の雰囲気に合わせて寒色系でバラ売りのものを買っています。こだわりポイントは「マーメイド紙」の封筒を買うこと。マーメイド紙大好きなんです。高見えじゃないですか?

 

(3)宛名や切手はどうしてる?

宛名は「寺西拓人 様」と書いています。普段は舞台中に書くことが多く大体ファンレターBOXに投函してしまうのですが、この自粛期間中にファミクラ宛に書いたので久しぶりに切手を貼ったんだけれどぐりとぐらのシール切手にしました。

 

 

2.なかみのこと

(1)下書きはする?一発書き?

メッッッッッッッチャ下書きします。大体スマホのメモ帳に書きたいことを箇条書きにして、そこを文章に起こして…という感じ。書いてる途中で下書きの文脈に不具合を見つけたらその場で修正することはありますが殆ど書き写しです。

 

(2)書き出しはどうやって書こう…

私も最初はめちゃくちゃ迷ってたんですけど、時候の挨拶を入れることに決めてからは書き出しがだいぶスムーズになりました。前述したとおり私は日本語の響きの美しさが好きなのです。ちなみにこの間投函したファンレターの書き出しは

「行く春を惜しむこの頃、いかがお過ごしでしょうか。」

でした。


(3)ずばり内容はなにをかいているのか

大体は舞台期間中書くことが多いので舞台の感想、観て感じたこと、時には"自分はこう受け取りました"という軽めな考察を書くこともあります(厄介なオタクでごめん、寺西くん)

あとは毎日webを更新してくれているのでそれを読んだ感想、などですね。感想というよりは刺さったところですかね。いろんな言葉に擬態していますがマインド的には①楽しかった②嬉しかった③面白かった④かっこよかった の4つで形成されているお手紙です。


(4)便箋の枚数は?

本当は読み手のことを考えると2枚にしたいのだけれどぜんっぜん収まらないのでなんとか取捨選択をして3枚に収めています。昔から読書感想文も原稿用紙2枚に収められなかった人間なのでもうこれは仕方ない。そう言っている今だって文字数が3000文字に到達しそうです。怖い。ちなみにここまで読んでくれている人います?

 

 

3.その他こころがけていること

心掛けているという程ではないのだけれど、ふわっと香るようなコロンを吹きかけた紙をレターケースの中に入れているので、ほんのり匂いがついています。(多分)そもそもそのコロンが軽めなやつなのでさっきその紙を嗅いでみたら殆ど匂い飛んでたのでおそらく手元に届く頃には匂いなんて残ってないと思うんだけどね。便箋を開いたときにふわっと香るといいなあ、という願いも込めて。

 

 

わたしのお手紙事情はそんな感じです。

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ステマというより最早ダイマ

 

 

 

 

ありがとうございました!